Fake 秘めゴトオーダー 藤丸立香(グダ子)ー 〜マスターも甘えたい〜
静かな深夜のカルデア。
FANZA
全てのサーヴァントが眠りについた後の誰もいない廊下を、藤丸立香――彼女は静かに歩いていた。
ドアをそっと開けて、あなたの部屋に入る。
薄いナイトガウンを羽織った彼女は、ほんのりと頬を赤らめてこちらを見上げた。
「……こんばんは。ちょっとだけ……来ちゃった」
いつもは堂々と指示を出すマスター。
けれど今夜は、その強さの裏にある素顔を晒していた。
「たまには……わたしも、甘えたくなったの」
ベッドの縁に腰を下ろした彼女は、ゆっくりと体をこちらに預けてきた。
柔らかな髪が首筋に触れ、彼女の吐息が鼓膜を優しく震わせる。
「ふふ……指揮官だって、女の子だもん……ね?」
細い指先がこちらの胸元をそっと撫でる。
ナイトガウンの隙間から覗く柔らかな胸元。薄い布越しに感じる熱がじわりと高まっていく。
「今夜は……全部、委ねていい……?」
唇が重なると、彼女は小さく震えた。
普段の冷静なマスターの姿とは違い、そこには一人の少女がいた。
「……ん、ふ……あ……すごい、ドキドキしてる……」
指先が絡み、肌が重なるたびに、甘く震える吐息が零れ落ちる。
「あっ…へん…にっ…なりそ…う…ンっ…」
柔らかな体温、重なり合う心臓の鼓動。
マスターとしての誇りを脱ぎ捨て、今はただ一人の女の子として――
彼女は、あなたの腕の中で静かに蕩けていった。
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